特撮ホビー誌2月：1/26発売「フィギュア王No.300」はウルトラグッズコレクション『ウルトラマンデッカー』大特集！「仮面ライダーギーツとあそぼう」はロポとナッジスパロウのIDコア付録！

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1. ＳＩＣファン より:

   2023年2月1日 05:07

   遅くなりました。F王300号からです。
   【ギーツ】
   ・2/05 第21話 （タイトル未定）　高橋悠也、山口恭平
   ・2/12 第22話 （タイトル未定）　高橋悠也、中澤祥次郎
   ・2/19 第23話 （タイトル未定）　高橋悠也、中澤祥次郎
   ・2/26 第24話 （タイトル未定）　高橋悠也、中澤祥次郎
   ・ギーツが「ハイライト」という言葉を多用していたのは、DGPが観客の存在するショウだということを感じとっていたから。
   【ドンブラザーズ】
   ・2/05 ドン47話 「ドンノーかいぎ」　井上敏樹、諸田 敏
   ・2/12 ドン48話 （タイトル未定）　井上敏樹、諸田 敏
   ・2/19 ドン49話 （タイトル未定）　井上敏樹、田﨑竜太
   ・2/26 ドン最終話 （タイトル未定）　井上敏樹、田﨑竜太
   【ウルトラマンNGスターズ】
   ・1/28 第1話 「ロストヒストリー」
   　光の国に保管されていたウルトラヒーローの記録が何者かに消されてしまった!? 「ディメンションナイザー」がつなぐ仲間と共に、ニュージェネレーションウルトラマンがメッセージを掴み取る！
   ・2/04 第2話 「ビギニング・オブ・ギンガ ～星の降る町～」
   　自身のルーツを辿るべく、ウルトラマンギンガは「ディメンションナイザー」に思念を送る。ギンガの歴史を紐解くヒントとは？
   ・2/11 第3話 「大切な仲間」
   　ウルトラマンギンガの戦いの記憶。ジャンナイン、ウルトラマンビクトリー、……。数々の仲間と共に世界を守ってきたニュージェネレーションウルトラマンによる共闘の記録！
   ・2/18 第4話 「共に戦う者たち」
   　ウルトラヒーローの頼れる存在――地球の防衛チームを紹介。ストレイジの特空機、GUTS-SELECTのスーパーメカ。ウルトラマンゼットは思い出す、頼もしい仲間たちとの記憶を！
   ・2/25 第5話 「立ち上がれゼット！ ～最後の勇者～」
   　光の国の英雄＝ウルトラ兄弟――。中でもウルトラマンゼットに多大な影響を与えたのがウルトラマンAだ。共に戦った記憶は、ゼットにとって大切な意味を持っていた。
   【ウルトラマンデッカー 最終章 旅立ちの彼方へ…】
   ・マザースフィアザウルスとの決戦から1年後。クリオシティで大量の人々が倒れる事案が発生、調査に赴いたカナタ達は混成異星人部隊の攻撃を受ける。そこに謎の女性ディナス、そしてキングジョーが出現する。GUTS-SELECTはテラフェイザーで迎撃するが、ディナスはDフラッシャーをかざしウルトラマンへと変身する。
   ・カナタの上に空から降ってきたディナス（演：中村加弥乃）はラヴィ―星人でテレパシー能力に優れ動植物とも意思疎通が可能。ディナスはカナタに違和感を感じる。ディナスは、ウルトラマンダイナと関わった過去を持ち、ウルトラDフラッシャーとモンスディメンションカード（ガギ（バリア）、ベムスター（空間転移）、ザンドリアス（強風）、ケルビム（連続キック）、ゼットン）を持つ。満身創痍であっても、圧倒的に不利な状況でも戦おうとする。
   ・実験要塞艇ゾルガウスに乗り、異星人混成部隊を率いるのは、ゾゾギガ星人プロフェッサー・ギベルス。スフィアを打ち破った地球人の強靭な精神力を求める。配下のイカルス星人（声：関 智一）はカナタやウルトラマンディナスを異次元空間に誘い込み翻弄する。ギベルスは、「最高の知能と最強の肉体と最上の美を持つ命こそが宇宙を支配すべき」という自らの理念を具現化した姿、銀河皇獣ギガロガイザに巨大化変身する。
   【ウルトラグッズコレクション ウルトラマンデッカー】
   ・作品紹介（デッカー各フォーム＆テラフェイザー＆主要登場人物の紹介、放映リスト）
   ・鼎談・インタビュー：村山優香×松本大輝×大地伸永、小柳 友
   ・商品一覧（DX玩具、ウルトラヒーロー／ウルトラ怪獣シリーズ、食玩＆ガシャポン＆EX、ハイターゲット）
   ・新世代FLASH光臨録（番組メイン監督：武居正能、シリーズ構成・脚本：根元歳三／足木淳一郎、プロデューサー：岡本有将（円谷プロダクション）、キャラクターデザイン：後藤正行（円谷プロダクション）、キングスフィアデザイン：脇 貴彦（LSS）、GUTS-SELECTデザイン：根蔵宝太郎（LSS）、玩具プロデューサー：關 俊太郎（バンダイ）、アイテム・メカデザイン：田中宗二郎／庄坪正剛（プレックス））
   ⇒ 第一章 Dの遺伝子：初期設定の経緯とデザイン画、第二章 彼方の未来：ハネジロー、GUTSホーク、テラフェイザー、アガムス、ダイナミックタイプから最終話まで
   ・怪獣改造奇想曲：スーツ改造怪獣、スーツが再製作された旧作登場怪獣、CG怪獣の一覧と解説。
   【フィギュア・玩具など】
   《バンダイ》
   ・ウルトラヒーローシリーズ　EX ウルトラマンディナス　￥770　3/4
   《BANDAI SPIRITS》
   ・S.H.Figuarts　ウルトラマンメビウス　￥7,480　7月予　メビュームブレードエフェクトパーツ付属。
   ・S.H.Figuarts 真骨彫製法　仮面ライダーファイズ　￥8,800　8月予　ファイズポインターとファイズショットは待機状態と起動状態の2種が付属。
   ・S.H.Figuarts 真骨彫製法　ゴーカイレッド　￥9,350　6月予　差し換え無しの腕組み可。ゴーカイサーベル、ゴーカイガン、モバイレーツ（開閉両状態の2種）、レンジャーキー（開閉両状態の2種）付属。
   《タカラトミーアーツ》
   ・トランスフォーマーマスターピースG　MPG-05 トレインボットセイザン　￥22,000　9月下予
   ・トランスフォーマースタジオシリーズ　①SS-103 バンブルビー　￥3,850　6月下予、②SS-104 バトルトラップ　￥6,050　6月下予
   《メディコム・トイ》
   ・RAH　仮面ライダー（シン・仮面ライダー）　￥42,900　12月　布製ロングコートの他、シークレット・パーツも付属。対応するサイクロン号も発売決定。
   ・MAFEX　CAPTAIN AMERICA (Stealth Suit)　￥10,780　24/1月予　歯食いしばり顔＆素顔頭部、シールド、ステルスシールド、ヘルメット、付属。
   ・MAFEX　WINTER SOLDIER　￥10,780　24/1月予　ゴーグル装着＆素顔頭部、シールド、ナイフ×3　付属。
   《CCP》
   ・AMC　ヘドラ 完全期　ナイトメアVer.　￥22,000　受注中、5月発送予
   ・AMC　ヘドラ 上陸期　ナイトメアVer.　￥15,400　受注中、5月発送予
   ・AMC　ヘドラ 成長期　ナイトメアVer.　￥18,700　受注中、5月発送予
   ・AMC　煙突ヘドラ 上陸期　ナイトメアVer.　￥17,600　受注中、5月発送予
   ・1/6 特撮シリーズDX　ウルトラセブン55周年記念 ウルトラセブン対キングジョー ツブラヤストアONLINE限定セット　￥37,400　受注：1/26～2/28、8月下発送予
   《地球防衛軍秘密基地》　ワンフェスにて発売予
   ・『マグマ大使』怪獣コレクション　①怨霊怪獣 海坊主　￥16,500　②磁力怪獣 ジギラ　￥17,600
   《プライム１スタジオ》
   ・プレミアムマスターライン　『ヘルブレイザー』ジョン・コンスタンティン (Concept Design by Lee Bermejo) DX ボーナス版　￥230,890　24/3～6月予　アナザーヘアスタイル頭部、スカル持ち右手、タロットカード持ち右手、等付属、ボーナス特典：くわえ煙草頭部、ライター持ち左手。
   ・レガシーミュージアムコレクション　『ロスト・ワールド／ジュラシック・パーク』T-REX クリフアタック ボーナス版　￥354,090　24/3～6月予　オンラインストア限定ボーナス特典：T-REX幼体。　
   《豆魚雷》　
   ・プロップレプリカ　『メン・イン・ブラック』ニューラライザー（リミテッド・エディション）　￥148,500　12月予
   ・アルティメット 7インチ アクションフィギュア　『オペラ座の怪人』オペラ座の怪人　￥9,350　9月予
   《プラッツ》　
   ・EXO-6　1/6 ハイパーリアリスティック アクション フィギュア　『スタートレック：ディープ・スペース・ナイン』フィレンギ人 クワーク　￥52,800　2月予
   ・EXO-6　1/6 ハイパーリアリスティック アクション フィギュア　『スタートレック：劇場版』ミスター・スポック（コリナー装束）　￥52,800　2月予
   《threezero》　
   ・フィグゼロ 6インチ　『シン・ウルトラマン』ゾーフィ　￥8,250　6月予
   【映画紹介】
   ・『仕掛人・藤枝梅安 一、二』『FALL／フォール』『#マンホール』『アラビアンナイト 三千年の願い』
   【次号予告】 2/27(月)発売　301号　￥1,250予
   ・特集 超時空世紀オーガス
   　『超時空要塞マクロス』に続き、放送40周年を迎える『超時空シリーズ』第2弾。貴重な設定資料や懐かしグッズから最新アイテムまで、F王ならではの大特集に期待せよ!!

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2. ＳＩＣファン より:

   2023年2月1日 05:08

   HJ 3月号からです。
   【キャラクターモデルほか】
   ◆ムック『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE MANIACS』　2/6発売　￥3,520　A4版・オールカラー144頁　
   ・新たなULTRAMAN SUIT誕生!?　まだ姿が完全には公開されていないが、うっすらと見える姿からは「ネクサス」のように見える新スーツ登場。製作：只野☆慶。長谷川圭一＆谷崎あきらによる新作フォトストーリーも掲載。
   ・第1章 ULTRA SUIT ギャラリー：父、80、アグル、メビウス、ベリアル等ゲームのみのスーツも含め、設定画やビジュアルを公開。
   ・第2章 Figure-rise Standard 作例紹介
   ・第3章 ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE フォトストーリー番外編
   ・特別対談　▶ULTRAMAN SUIT デザイン対談（清水栄一×澗淵隆文（円谷プロ LSS））▶「Figure-rise Standard」ULTRAMAN SUITへの挑戦（BANDAI SPIRITS×只野☆慶（HJモデラー）▶UAUフォトストーリー座談会（長谷川圭一×谷崎あきら×円谷プロ）
   ◆［コモリプロジェクト］小森陽一（撮影・構成：土井眞一）「怪獣劇場」：写真はティグリスを用いたジオラマ。（ワンフェスでは？）竹谷隆之による第3弾商品、円谷プロと進めている出版物についての発表あり。
   ◆ムック『仮面ライダーリバイス公式完全読本』　2/28発売　￥2,940
   ・『ライブ＆エビル＆デモンズ』まで。キャストインタビュー、キャストQ&A、声優Q&A、スーツアクターインタビュー、スタッフインタビュー。
   ◆［戦隊ロボFLASH!!］DXキングオージャー
   【帰ってきた宇宙船H.S.S.】
   ・王様戦隊キングオージャー
   【フィギュア・玩具など】
   《海洋堂》
   ・Character Classics　X-TREME ウルトラセブン　￥132,000　6月予　原型：木下隆志
   【洋画情報】（「SF MOVIEハイスピードNEWS!!」より）
   ・『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』、今年 1/4 時点で興収が14億4394万ドルに達し、天文学的な製作費を回収、続編製作が決定。中国では大ヒット、日本では振るわず。
   ・ジョン・カーペンターが監督した『ニューヨーク1997』の復活に、現在はディズニー傘下の20世紀スタジオが動いている。監督はレディオ・サイレンス（リブート版『スクリーム』）の模様。脚本はこれから。
   ・『スター・ウォーズ』エピソード7～9でレイを演じたデイジー・リドリー、続々と新作に出演。TVミニシリーズ『ザ・クリスティー・アフェア』では製作総指揮も。
   ・『エイリアン』シリーズの最新作は仮題『エイリアン：ロミュラス』。監督・脚本・製作：フェデ・アルバレス（リメイク版『死霊のはらわた』、『ドント・プリーズ』）、主演：ケイリー・スピニー（『パシフィック・リム：アップライジング』）。2/6、ブダペストにて撮入。
   【次号 4月号】2/25（土）発売。￥1,100。

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3. ＳＩＣファン より:

   2023年2月8日 08:49

   遅くなりましたが【月マガ】3月号からです。週明け発売『週刊ビッグコミックスピリッツ』11号の『風都探偵』はセンターカラーで、アニメでのときめ役VAと一葉役VAとの対談も載ります。シン・仮面ライダースナック、試しにコンビニで1袋買ってみましたが、よく仮面ライダーカードの仕様を踏襲できていますね。これはコンプリート欲をそそられます。
   ・新仮面ライダーSPIRITS（連載第158話）
   SPIRITS基地内に侵入した奇岩山戦闘員を誘電体として、空中の奇岩山ピラミッドから凄まじい雷の嵐が放たれる。しかし、その雷は、空中に浮遊する大首領の背から「抜けかかっている」ZXが掲げた右手にすべて吸収されてしまう。奇岩山内で奇岩山を操り雷を放ったジェネラル・シャドウは、虚無の牢獄での大首領との戦いを経たZXが凄まじくパワーアップしていることを知る。
   SPIRITSのヘリ中の立花藤兵衛は、電波障害で通信できない。
   SPIRITS基地内に侵入した奇岩山戦闘員が一斉に活動を停止した。元・少年仮面ライダー隊員たちは、油断せず近寄らないようにと、横たわる戦闘員から避難民を遠ざける。司令部では赤心少林拳黒沼流の拳士や銃を構えたSPIRITS隊員が横たわる戦闘員を遠巻きにしている。その中に立つ緑川ルリ子は、攻撃が早々に終わったことをいぶかしむ。屋外では、ルミ、石倉五郎、本郷、一文字が、奇岩山が放つ凄まじい雷を吸収し続けるZXを見上げている。
   奇岩山ピラミッドの内部、ジョーカーのカードに奇岩山のケーブルを接続し奇岩山を操っているジェネラル・シャドウは、実体を失い奇岩山に完全に溶け込んでしまったマシーン大元帥に「大首領の御心は聞こえているのか」と問いかける。「聞こえぬ……今は眠っておられる… そうだ…そして目覚めを… 深い眠りと…強い覚醒を感じる」とのマシーン大元帥の答えが理解しがたいシャドウは、マシーン大元帥が意識朦朧としているのかと判断する。シャドウとの戦闘で、再生カニロイドの肉体を失い脳だけが収められたカプセルの上に再生ドクガロイドの死骸が覆いかぶさりその毒鱗粉で溶け死ぬだけとみなされて、「捨て身…か、所詮クズの考えよ」と吐き捨てられ止めも刺されなかった秀は、消えゆく意識の中で思う、「クソォ…何も知らねぇクセに…… クズだと… 絶対に許さねぇ… もう……　何もできない　けど…」。
   奇岩山の雷の避雷針にはなっているものの、現世への完全な出現は滞っているZXに、「のろまめ。何をやっている」という声が聞こえる。元・植物館の大温室の植物をかきわけるかのような視点、視界から植物の葉が消え透明の壁面がクローズアップされる。大温室の最上部付近を破って何かが飛び出す。それに気付き見上げる本郷と一文字。それは、再生タイガーロイドが操りその後ろにライオンのたてがみのような髪をなびかせたマントの男が乗るヘルダイバーだった。空中を旋回するヘルダイバーを認めるSPIRITSのヘリ。誰が乗っているのかと考える立花藤兵衛に、同乗している城茂はそれは再生タイガーロイドであり以前も秀が操っていたと答える。風見志郎は現在再生タイガーロイドを操っている者に心当たりがあるようである。夢の島基地内の旧ショッカーの手術室、処置を終えたニードルが手術台に腰を下ろしてほくそ笑み、銃を構えたSPIRITS隊員に取り囲まれている。手術台の上には、外装がはぎ取られ内部が剥き出しになった仮面ライダーの頭部のようなモノが置かれ、それには複数のチューブやケーブルが接続され数十本の針が刺されていた。
   まるで奇岩山に突撃しようとしてるかのようなヘルダイバー。後ろに乗る男が、再生タイガーロイドに対し、その前に自分を下ろせと声をかける。再生タイガーロイドは後ろの男の言葉は全く気にかけず、飛行するヘルダイバーのシートの上に立ち上がると、両腰の二門のエネルギー砲の照準を合わせ、両腕を組んだまま、連続砲撃を始める。奇岩山の山肌のSPIRITS 10分隊が砲撃に気付き慌てて退避する。再生タイガーロイドのエネルギー弾の嵐が着弾し、内部のジェネラル・シャドウもその衝撃を感じる。風見から再生タイガーロイドの正体が三影英介ではないかと伝えられた立花藤兵衛は、ツクヨミに改造されたはずの三影がなぜ、と理解に苦しむ。再生タイガーロイドは、後ろに乗る男は意にも解せず、シートに着席すると背の二門の副砲で奇岩山を狙い撃つ。奇岩山の片側で凄まじい爆発が起きる。その振動はSPIRITS基地にも伝わり、大温室の透明の壁面は全てが割れ砕ける。ヘリ内の城茂も秀が操っていた時とのパワーの違いに驚く。奇岩山の山肌に浮かび上がっていた岩石大首領の顔面のようなレリーフも半壊する。奇岩山に溶け込んでいる実体のないマシーン大元帥も悲鳴をあげる。ジェネラル・シャドウはマシーン大元帥に対し、大至急奇岩山から離脱してSPIRITS基地の殲滅に専念するように叫ぶ。
   空中のZXを見詰めて「遅い。そこまで手こずる程の力という事か」と呟く再生タイガーロイド。地上の一文字が本郷に話しかけ、村雨の意識は感じられるが、それは遥か遠くからであることを確認し合う。では、大首領の背から出現しかけているZXの姿は何なのだろう、と。ZXの現世への復活がまだ遠いことを認識した三影／再生タイガーロイドは、まず奇岩山を片付けることにする。三影／再生タイガーロイドの背の主砲の砲身が上へ上へと伸びていく。上体を前に倒し主砲を奇岩山に向ける三影／再生タイガーロイド。後ろの男が慌てて叫ぶ、「ま…待て待て待ってくれ!! 頼む」。三影／再生タイガーロイドは「待てんな… 久しぶりの体で手加減も出来ん。ツクヨミの体に馴れてしまったからな…」と答える。ブラックサタンの最後の生き残りとしてデルザーの止めは自分の手で刺さないと納得がいかないという男の言葉を、下らんと一蹴する三影／再生タイガーロイド。「ちょ…ちょっと、お前だってそうだ。バダンの恨みを晴らさないのかよ!! あの奇岩山は阿修羅谷を破壊して出て来やがったんだぜ」と後ろの男。主砲へのエネルギー充填を停止し、砲身を縮め姿勢を戻す三影／再生タイガーロイド、「1分間だけ待ってやる」。「!?……本当か、恩に着るぜ」と言い残してヘルダイバーから飛び降りた男は、「ただ1分は短すぎる。せめて3分…いや5分間だけ待ってくれ」と言いながら、左手の人差指の爪で牙をカリッとひっかくことでデッドライオンに変身して奇岩山へと真っ逆さまに落下していく。「ナイス説得だったぜ、デッドライオン」と急に話しかけられ「その声は… テメェ どうやって回線にワリ込んで…」と返すデッドライオンに、「へっ……忘れてもらっちゃ困る。この俺もブラックサタン製なんだからよ」と答える城茂。
   城茂は、ヘリの中でカブトローのバッテリーから引いた電線を両手のコイルにつなげていた。カブトローには立花藤兵衛が跨っている。城茂のダメージ程度ならカブトローからの電力補給で変身できるかもしれないが、自分達は無理だから変身せずに突入するしかない、と風見志郎と神敬介。ひどい出血のまま横たわって動かないアマゾンを案ずるSPIRITS隊員に「ああ そいつは大丈夫」と答える神敬介。するとうつろな目ながらムクと上体を起こすアマゾン。しかしバダンシンドローム直撃の後、回復しないまま収容された滝は、まだ目を覚まさない。
   再生タイガーロイドの砲撃が中止された奇岩山の山肌。SPRITS隊員が生存者を確認している。意識のないベイカーのヘルメットを、ウェイ・ペイが棍でこづく。右手はブラブラに折れてはいるものの生きており目をさますベイカー。真下まで迫っているはずの敵を戦闘可能な隊員で迎え撃とうと崖下を覗く隊員は異変に気付く。
   電灯が消えていたSPIRITS基地内に非常灯が灯る。倒れていた奇岩山戦闘員はことごとく溶け崩れていた。戦闘員の体内から染み出した液体が生き物のように動いていったのを目撃した避難民がいた。戦闘員迎撃のために指令室を離れていたアンリに結城丈二から連絡が入る。屋外では、石倉五郎が戦闘員から抜け出た液体の行方をいぶかっていた。その時、外部カメラで奇岩山をモニターしていた緑川ルリ子に目に映ったのは、奇岩山の下半分が溶け崩れるかのように粘性の高い液体が地上へと滴る様子だった。屋外の石倉五郎やルミ、本郷、一文字はその直撃を受ける。その流動体には何故か眼球が生じ、いびつな歯が生えた口が開いて不気味な笑い声をあげる。風車が回転し虹色の光を放つ二つのタイフーン。奇岩山から地上に到達した流動体は、ビクトルが指揮するラストバタリオンやSPRITS隊員を飲み込み溶かしていく。その様を悔しそうに見つめていた石倉五郎は、一文字隼人に首筋を掴まれ小岩の頂上に引っ張り上げられていた。別の小岩の上にはルミを左脇に抱えた本郷がいた。丁度、顔の横に本郷のタイフーンがあるルミは、自然に視線がタイフーンに止まる。「変身は出来なくとも一時の力を生み出す事は出来る……」と通信で呟く本郷に「だが、こんな毒液相手にどう立ち回れってんだ」と通信で返す一文字。五郎に正体を隠すために腹部を手で押さえている一文字に「ねえねえ なに？腹痛いの？」と話しかける五郎。一文字は声で「うるさいな」と返す。一文字は、この液体が戦闘員からも抜け出したという五郎の目撃証言から、これがマシーン大元帥だったものだということに気付く。
   SPIRITSのヘリ内、立花藤兵衛がカブトローのアクセルを吹かし、城茂は供給された電力を用いてストロンガーに変身する。タイガーロイドの砲撃で半壊した奇岩山表面の顔面の痕へと跳び下りるストロンガー。それを見送った風見は自動小銃を、神はライドルを露出して引き抜いたライドルホイップを構え、奇岩山突入に備える。SPIRITS 10分隊のもとにヘリが着陸しようとする。
   ジェネラル・シャドウが侵入者を感知した時、デッドライオンの右手のカギ爪・デッドハンドが弧を描いて飛来し、シャドウの首を挟む。姿を見せたデッドライオンが語りかける、「どうしたシャドウ。ついに奇岩山(ここ)も落城の時が来たぜ。お前の事だ。今度はデルザーをも裏切ろうってんじゃないのか？」。「……どうかな」とシャドウが呟いた時、コアの上部が破壊され、三影／再生タイガーロイドが降り立つ。三影／再生タイガーロイドは足元を見詰める。そこには今にも溶け崩れそうな、秀の脳が移植されたカプセルが転がっていた。「だったら俺にもちゃんと手伝わせてくれよ!! 俺だってよう兄貴みたいに戦いてえよ…」と言って新宿からバダンにまで付いて来て、最終的に改造手術まで受けた秀の言葉が思い出される。「アニ…キ ごめん……よ オレ… バダン…守れ…なか」「た」とどうにか声を発する秀。三影／再生タイガーロイドの記憶に、インターポール時代、闇でカネを恵んでやった少年達がそのカネで武装して同級生等に復讐を図り警官隊に射殺された事件がよみがえる。「何故お前達は…そこへと堕ちていく」と呟く三影／再生タイガーロイド。
   うつ伏せの姿勢で空中に浮遊し、その背からZXが抜け出しかかっている大首領。動かなかった手が動くようになる。そのことからZXが現世に戻ることに失敗したと感じ「つまらぬ」と呟く大首領。そこにタンデムの攻撃ヘリが近付く。前席で操縦するのはアンリ、後席に陣取るのはライダーマン。ライダーマンのZX帰還作戦は継続していた。
   ・次号、単行本34巻＆特装版（3/16（木））発売直前センターカラー。

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