4月4日発売スピリッツ18号にて『風都探偵』第111話「gが死へ招く 1/特殊研の女たち」が掲載されました。
新章開幕 巻頭カラー!新アニメ情報も!
表紙&巻頭グラビアは桃月なしこさん♪
『風都探偵』第111話「gが死へ招く 1/特殊研の女たち」
【次号予告】「ガイアメモリの特殊研究施設…………」「そんなのが風都署の中にあったんだ。」「俺も相棒も中に入るのは初めてさ。」第111話「gが死へ招く 1/特殊研の女たち」4月4日発売スピリッツ18号掲載。これで決まりだ!#風都探偵 #仮面ライダーW #FUUTOPI pic.twitter.com/lKrrGPCpTA
— 「風都探偵」公式 (@fuutokoushiki) April 1, 2022
『風都探偵』新章「gが死へ招く」が開幕しました!
風都警察署にて翔太郎・フィリップ・ときめを迎える照井竜。
4人は、地下15メートルにあるガイアメモリの特殊研究施設へ。
そこで待っていたのは照井竜と同時期に同じ目的のために風都所に着任した 特殊研の責任者(所長)玄道修一郎。
犯罪者から回収したガイアメモリの研究と管理を行っている。
特殊研の常駐メンバーは4人。
●我那覇祥子:チームリーダー。メモリの能力の研究に関して群を抜いた存在。
●リィナ・グレースト:生物学見地からメモリの適合率や肉体への影響を測定するエキスパート。
●後藤留美子:メモリの電子解析の専門家。
●銀野真希:元警察官で、メモリの移送やドーパント事件の現場の物証調査などをメンバーのサポートを担当。
4人は全員、照井竜推し(^^)新しい生きがいをくれた人だと言う。
実は フィリップたちが特殊研を訪れたのは、照井竜と玄道所長からの依頼!!
出紋大騎のアジトから押収した多数のメモリの中に、シザーズがあったことを思い出したフィリップ。
しかし、照井竜が我那覇祥子と保管庫に入った時には、そこにあったはずのシザーズメモリは失われていた。
つまり、先手を打って裏風都がシザーズメモリを回収したと考えられる。
ガイアメモリ保管庫へ入れるのは生体認証が登録されている4人のいずれか。
ということは… 4人のうち誰かが 裏風都の手先!?
もしそうなら、あの膨大な押収品ガイアメモリを好き勝手に使うことだってできる一大事!
その内通者を早急に見つけ出すことが今回の依頼。
その頃、照井竜は「残虐に切り刻まれた遺体」の現場に。
それは、五条一葉の殺し方に見えるが…。
遠くから見ていた双見光が
「趣味で殺した人間はロードに喰わせて始末する仕組みと聞いたが…」番人の自分に連絡がこないのは妙だと 様子を伺っていたら
突如 五条一葉が「アタシに興味があるのかな…」と接近!
裏風都の手先がガイアメモリ特殊研究施設に!? またまた面白そうな展開!!五条一葉の仕業と思われる事件とはどう繋がるのでしょう?
次号予告に『風都探偵』掲載されています。続けて読めるのは嬉しいですね(^^)
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スピリッツ19号より。
■第112話『gが死へ招く 2 / アイツの殺し方』
二人の探偵が初めてG研を訪れた夜、とあるマンション、照井家。全身ハートマークだらけのパジャマで夕食をとる照井。その向かいでは亜樹子が、目から異常な光を発しながらスリッパの「ハーレムかよ!」という文字を指でグリグリし続けていた。さすがの照井も遂に口を開く「…そろそろ勘弁してくれ、所長」。暗雲を纏う亜樹子は「でも… G研美女軍団がぁ… ハーレム的な感じだとぉ… 風の噂でぇ…」と呟く。「……みんな公私をわきまえたプロばかりだ。それに何より…」、茶碗と箸を置く照井。亜樹子の目を正面から見詰めて「俺の愛する女性は、君一人だ。信じてほしい、所長」と宣言する照井。「ほっ」と一瞬で表情が変わる亜樹子。
翌朝の鳴海探偵事務所。にやけた顔で昨晩の出来事を報告する亜樹子。「なんつーか、男前だよなあ… 天然入ってる気がするけど…」と翔太郎、「本気感あるよね」とときめ、「照井 竜らしい」とフィリップ。翔太郎はフィリップに調査状況を尋ねる。ガイアメモリ保管庫をデンデンセンサーで走査した結果、G研の女性メンバー4人の指紋しか見つからず、彼女たちの中に犯人がいることは疑いないとフィリップ。フィリップが4人の中で最も怪しい人物を話そうとした時、事務所のドアがノックされた。亜樹子がドアを開ける。「よっ!」そこに立っていたのはG研メンバーの銀野真希だった。
照井の指示で、昨日照井が刃野に呼び出された殺人事件の資料を届けに来たのだという。今日また風都警察署にやって来るのだろうからそれまでに検討して意見を聞かせてほしいとのことだった。翔太郎と会話しながらキョロキョロと事務所内を見渡す真希。目的のモノを見つけた真希は、翔太郎のねぎらいの言葉に「何より……一度、竜兄の奥さんを見てみたかったんだあ」と、いきなり亜樹子の顔の直前まで自分の顔を近づけて大声で答えた。穴が空くほど亜樹子の顔を見詰めた真希は、ニカッと笑うと「いいね! 奥さん、お日様の匂いがする!」と亜樹子に声をかける。「竜兄はそこに癒されるんだな。あー、妬ましい!」と言いながら踵を返し、「お邪魔様!」と言って出て行く真希。後を追う翔太郎とときめ。残された亜樹子は昨晩夫から言われた「みんな公私をわきまえたプロばかりだ」という言葉を思い出していた。大型バイクにまたがる真希に声をかける翔太郎。白バイ警官時代に街で暴れていたバード・ドーパントに襲われ殺されかけた時に「赤い仮面ライダーと竜兄」に助けられて一命をとりとめたという過去を語る真希。今でもしょっちゅう夢に見るし傷口も痛む、自分みたいな人間を増やしたくないと言ってバイクで走り去る真希。
事務所内では亜樹子がコーヒーカップを洗いながらフィリップと言葉を交わしている。G研の女性に対する印象が好印象に一転した亜樹子に、フィリップが語る。照井は、ガイアメモリに接し続ける仕事の性質上、ガイアメモリの誘惑に負けないよう、ガイアメモリに強い怒りを抱く人間をG研のメンバーに選んだのだ、と。銀野真希と後藤留美子はドーパント事件に巻き込まれた被害者だった。後藤留美子はスイーツ・ドーパントがパティシエを襲った際に店の客として事件に巻き込まれていた。我那覇祥子は元恋人がガイアメモリに手を出し副作用で死亡していた(ビーストメモリを使用していた模様)。リィナ・グレーストが務めていた医療機関は実は財団Xの傘下にあり、知らないうちにドーパント被験者候補を多数選出してしまっていた。その頃、翔太郎もときめに4人とも疑いたくないと本音を漏らしていた。フィリップは、4人とも心の傷は深いはずだし、4人を最も疑いたくないのは照井のはずだが、辛くても疑惑のある限り解明しなくてはならない、と言って立ち上がり、亜樹子のスクーターを借りてG研へと向かう。一方、翔太郎とときめは4人の身辺調査を進めていた。
風都警察署で照井と合流したフィリップ、照井はG研へと降りて行く間に昨日の殺人事件についての意見を求める。フィリップも犯人は五条一葉/スクリームに間違いなく被害者はガイアメモリ使用者だという意見だった。「強い奴を切り刻むのが好きだ」と言っていた五条一葉はこれまでもガイアメモリで超人化した人間を殺害していたのだと推測できた。なぜ今回は死体が見つかったのかという照井の疑問に、今までの死体はロード・ドーパントに食わせて裏風都の養分にしていたのだろうが、内通者捜査に気付いての陽動か挑発だろうと答えるフィリップ。フィリップは照井に落ち着くように諭す。翔太郎が戻らない限りG研内で犯人に牙を剥かれたら照井に頼るしかないのだから、と。緊張を持ってG研内に入室する二人。
風都の、人混みから外れたひっそりとした、とある路地。「純喫茶 彼岸花」という看板の、昔ながらの喫茶店の二人席に、五条一葉と双見 光が向かい合って座っている。ここのコーヒーがドス黒くて苦々しくて好(シュ)キィだと言う一葉に、怖くて味がしないと正直に答える光。光は万灯に少し似ていて自分の実力をうまく隠すタイプだから殺したりはしない、自分が好きになって殺したくなるのはもっとギラギラして強さのオーラが身体から抑えきれないようなヤツだ、と語る一葉。それが照井 竜/仮面ライダーアクセルなのだろうが万灯さんからは手出しを禁じられているはずだと指摘する光に、にこぉ~っと不気味に笑ってテーブルの上にシザーズメモリを落とす一葉。一葉は、出紋大騎のアジトから警察が押収したシザーズメモリの回収命令が万灯から出ており、名誉挽回に忙しい秀夫の代わりに自分がやってあげたのだが、照井がそれに気付いたらしいと言う。照井と戦う理由を作るために秀夫の代わりにその命令を実行したことを理解する光。それに気付いた光をほめる一葉。どうやって回収したのかと問う光。一葉は、裏風都との出入りに使うビゼルでもスクリームの能力でもシザーズメモリを盗み出すのは無理だが、自分はツイていてG研に新しいオトモダチができたのだと微笑む。その背後にはいつの間にか一体のドーパントが立っており鼻歌を口ずさんだようだった。その姿は明らかに女性型で、胸からはグレートマジンガーの放熱板のように曲面に波打った板のようなパーツが頭頂より高い位置まで伸びており、頭部には複雑な髪型のような何かが載っており、胸の前に侍女のように両手を組んでいた。
・次号予告に『風都探偵』なし。