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仮面ライダーW(ダブル)

『風都探偵』第106話「迷路棟のh 4/財団の影」フィリップの推理・財団X・不死研究のデータ!一番怪しいのは翔太郎の親友…⁉

11月29日発売スピリッツ52号にて『風都探偵』第106話「迷路棟のh 4/財団の影」が掲載されました。

『風都探偵』第106話「迷路棟のh 4/財団の影」

「迷路棟に関する全ての知識を得た。」フィリップが「その前に…! 財団Xの話をしよう。」と切り出す。

 
フィリップの推理によると

●東風大の迷路棟の建設に出資したのは「財団X」の前身「死の商人」
●戦争用の極秘研究をさせるために、ハルバー・ヘルスタイン博士には迷路棟を与えた
不死の兵士を生み出す実験棟として!!!

「財団X」は、クォークスやNEVERなど、人間の生体機能強化に投資を集中していた。その生物学的な発端はヘルスタインの研究にあった。

仮面ライダー達の粉砕により財団Xは半壊していると言ってもいいが、
その悪意は肉体を持たぬ黒い幽霊のように、今も消えてはいない。

その典型が裏風都を束ねる万灯雪侍かもしれない…。

ヘルスタイン博士本人が生存しているかはわからないが。
膨大な不死研究のデータはあるのだろう。

●それが迷路棟の最大の価値であり、裏風都の狙い。
●シザーズはそれを守る番人のような存在。

 
… だとすれば
あの大学に常時いる誰かが、シザーズの正体である可能性が高い!!

それは
不動院春馬教授、羽柴ひろみ、
そして 翔太郎の親友・本条隼人准教授!!

 
翔太郎は「絶対あいつじゃない!」と強く反発しますが。

本条隼人は

・メモリを使った時点で正気でなくなってるかも
・襲ってきたドーパントがテレビで隼人さんがよくやる仕草をした

さらに、フィリップが照井竜に頼んだ調査結果では

・本条が准教授になる直前、援助をした企業のリストに、警察が財団Xの隠れ蓑であると後に暴いた企業が複数存在していた。
・これを機に協力者に引き入れた可能性は否定できない。

現時点で一番怪しい本条隼人を確保し、迷路棟の隠された秘密を暴くしかないと照井竜は言う。

 
翔太郎にとって、
本条隼人は親友というだけでなく、恩人

おやっさんが弟子にしてくれる条件の一つ「ちゃんと高校を卒業する」ことができたのは、隼人のおかげ。

「すまねぇ、相棒。いつもいつも… おまえのほうが正しいってのはわかってんだ。」
「それでも!」と、ダブルドライバーをデスクの上にドンと置く。

 
迷路棟の本条隼人

壁の一部が開く引き出しのようなものから取り出した
アタッシュケースには「X」の文字が!!!

 
翔太郎も言うように、フィリップの推理はほぼ当たっていると思われますが。
翔太郎は絶対的に本条隼人を信じている。

これだけ証拠が揃っていても「絶対あいつじゃない」と言い切る翔太郎のほうが間違ってないんじゃないか… という気もしますね…。

次回、緊迫!

次号予告ページに『風都探偵』の文字なく。また少し先になりそうですね。

Comment

  1. 匿名 より:

    本条隼人の名前を信じるのなら、彼こそ風都探偵の世界における、本郷猛と一文字隼人。
    ならば、その正体は仮面ライダーであると。

  2. SICファン より:

    スピリッツ今週号(22年1号)の目次頁の小さな字によると、『風都探偵』次号(2・3合併号)より再開とのことです。隔週ペースが定着していますね。

  3. SICファン より:

    スピリッツ2・3合併号より。表紙&巻頭グラビアはラブコフちゃんなのですね。
    ■第107話『迷路棟のh 5 / 親友』
    夜の迷路棟。暗闇の中、その壁の中から、大きく「X」の文字が書かれたアタッシュケースを取り出した、本条隼人准教授。その手元のアタッシュケースを突然、光が照らす。驚いた本条がアタッシュケースを抱えて振り返った時、階段の上にはフラッシュライトを構えた翔太郎が立っていた。財団Xとのつながりとケースの中身がガイアメモリであることを指摘する翔太郎。本条の見開いた瞳が同心円状に輝く。翔太郎に背を向けアタッシュケースを開く本条、ケースの中には8種のガイアメモリが収納されていた、Key, Edge, Diamond, Horse, Tower,… 見えているメモリの中にシザーズはない。迷路棟の切り裂き魔であるドーパントはおまえかと問い詰められた本条は、アタッシュケースを閉じ翔太郎に体当たりをし階段を駆け上って行く。
    迷路棟を出て大学構内を走って逃げる本条にタックルする翔太郎。地面に倒れた本条に上を向かせ馬乗りになり「逃げるな、隼人! 俺の目を見ろ!」と呼びかける翔太郎。ふと横を向いた本条の目に映ったのは広いグラウンド。翔太郎を直視せず、グラウンドを眺めながら、「…忘れちまったのか? 僕は決してあの日を忘れない…」と本条。
    高校時代、部員のレベルの低さに辟易してサボってばかりいた本条は、校舎裏でクイズ研究部の先輩に暴行を受けた。特に怒りもわかずそのまま帰宅していた本条の、殴られた痕が残る顔に気が付いた翔太郎が声をかけた。「うるさい。部外者は口を挟むな」と拒絶する本条に、「ああん? 部外者だあ? 俺が何部だって関係ねえだろ! 人の心配すんのに内も外もあるか!」と食って掛かり、「そもそもてめぇは何部だってんだよ、おい!」と掴みかかる翔太郎。もみあい足を滑らせ土手を転がり落ちる二人。そこはグラウンドで野球部が試合をしていた。土手に並んで寝ころび、野球部の試合を眺めながら事情を放す本条とそれを聞く翔太郎。「こんなにズカズカ人の心に入ってくる奴は、家族にだっていなかったよ……」と本条。「悪りぃ。辛そうな顔してる奴見るとほっとけねぇんだよな、俺」と翔太郎。本条は突然立ち上がると、ハンカチをつまんだ右腕を横に伸ばし、大人になってTV番組に出るようになっても続けることになる決めポーズで語り始める、「何部だと聞いたね。明快にお答えしよう」と。ハンカチで顔を拭くと、クイズ研究部だが今は活動をしていなから[帰宅部」だと本条。なら同じ部だと笑う翔太郎に本条が手を伸ばし、二人は握手をする。
    夜の無人のグラウンドの方向を向いて並んで座る翔太郎と本条。翔太郎との出会いによって外交的になり積極的に学園生活を送ることができるようになった本条は、あらためて翔太郎に礼を言う。「おまえは僕の恩人だ、翔太郎」「おまえはいつも僕を持ち上げてくれていたけど、僕はその何倍もおまえを凄い奴だと思っていた」と。生涯を懸ける仕事を見つけた翔太郎を心から羨ましいと思った本条は、翔太郎のように他人の心を動かせる人間になりたいと思い、東風大で生き甲斐を見つけようとした。しかし研究が頓挫し大きな損失を出してしまった。その時、財団Xに手を差し伸べられたんだなと、言い当てる翔太郎。「…またズカズカ心に入ってきたなおまえは…」と本条。「なんでだよ。僕が怪物だったら殺されるのに…」と涙を浮かべ問う本条に「…覚悟ならできてる。相棒たちにもちゃんと伝えてきた。俺のわがままを」と答える翔太郎。
    フィリップに本条と財団Xとの関係を知らされた時、翔太郎はデスクの上にダブルドライバーを置いた。「それでも… …頼む相棒。青臭いのを承知で言う。まず俺に一度、隼人と話させてくれないか。」「たとえどんな事実が待っていても、俺はあいつとなら必ず話ができると信じてる。チャンスをくれ!」「そしてもし…それでもあいつを止められなかったら、それは俺の罪だ…… この手で隼人を倒す。その時には…… いつものように… …半分力を貸してくれ!」デスクの上にドライバーを置いた翔太郎の右手の上に自分の手を添えてフィリップが言う、「…わかった」「容疑者に直接犯人かどうかを尋ねるなど本来なら論外だが…それが左翔太郎の決断なら仕方ない」。「君にそうまで言わせる隼人さんには素直に嫉妬するけどね」とウインクするフィリップに、「……ありがとう。相棒…」と翔太郎。
    「何が起こっても受け止める、俺が信じた親友だから。…それだけだ」と言う翔太郎は、続けて「明~快にお答えしておくぜ」と本条の決めポーズと決めゼリフを真似る。隣りの翔太郎に抱きつき「………バカ野郎っ…」と涙を流す本条。その様子を隠れて見守っていた照井は、「…無事、彼を止められたようだな、左。相変わらず甘ったるいが…悪くない」と心に思いながら、亜樹子に連絡を入れる。
    迷路棟の玄関前に待機しているフィリップ、ときめ、亜樹子。翔太郎が本条の説得に成功しガイアメモリも押さえたという連絡を受けた亜樹子が、そのことを二人に伝える。これで安心して呪いの解明に没頭できるとフィリップ。しかしその時ときめが空間の歪みを感じる。三人が見上げた迷路棟の上空には、暗雲のような闇の渦のようなものが大きく広がっていた。
    ■次号予告ページに『風都探偵』の文字なし。つまり次回は年明けということですね。