仮面ライダーゼロワン』映画REAL×TIMEのプロダクションノート・見てない方も楽しめるネタバレなしの映画のウラ側の続きです。
- 『仮面ライダーゼロワン』映画REAL×TIMEのプロダクションノート:つづき
- 電車を貸し切っての撮影&東京駅での撮影は時間との勝負!
- 滅がイズに「心」を問うシーン
- 諫と滅が爆撃を躱す超カッコいいシーン!実は…
- A.I.M.S.所属になった亡と、唯阿とシェスタの麗しいシーン
- 社長室のセットを先に撮影するため映画のクランクインは飛電の社長室
- 新型ウイルスの影響を受けロケ場所探しは難航…
- この映画に映る背景の全てに、人の想いがこもっている
- スタッフ・キャストの想いを全て背負って闘った杉原監督!
- 監督が重要なモチーフに選んだのがアネモネの花
- アネモネの花は仮面ライダーアバドンのマークに!
- アネモネの造花の茎の部分は「とっておき」の春菊で表現!
- 劇中のカウントダウン音は作曲の坂部剛さん作!
- コロナ禍の中での闘いが未だに続いている…
『仮面ライダーゼロワン』映画REAL×TIMEのプロダクションノート:つづき
東映プロデューサーのOさんやAPのMMさん&Cさんによる劇場版「仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」のプロダクションノートをまとめましたが
そのつづきです。
電車を貸し切っての撮影&東京駅での撮影は時間との勝負!
【REAL×TIMEノート12】
APのMMです。
映画の見所でもある「リアルタイム」
撮影も同様、時間との勝負でした!
電車を貸し切っての撮影は、始発から終点までのワンチャンス!
東京駅での撮影は、ライトが消灯するまでの僅かな時間のみ!
或人演じる #高橋文哉 くんの持ち前の集中力で、見事最高の画に! pic.twitter.com/oYUuMalV8h— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 7, 2021
或人の電車内のシーンや●●との出会いは印象的ですね。
電車を貸し切っての撮影は大変だったろうなと思いながら観ましたが、東京駅での撮影もライトが消灯するまでの僅かな時間で撮影したのですね。
滅がイズに「心」を問うシーン
【REAL×TIMEノート13】
APのCです。
最終回後の時間軸となったことにより生まれた、滅がイズに「心」を問うシーン。時間をかけて撮られたもののひとつです。
心を理解した滅と、ラーニング初期の新イズ。
複雑な感情を込めた表情はテイクを重ねて高めた珠玉のカットです。 #鶴嶋乃愛 #砂川脩弥 pic.twitter.com/ECRbFDXPZG— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 7, 2021
滅がイズに「心」を問うシーンも印象的です!!
滅は以前のイズの「心」を理解しているからこそ…。
諫と滅が爆撃を躱す超カッコいいシーン!実は…
【REAL×TIMEノート14】
そして、直後に諫と滅が爆撃を躱す超カッコいいシーン!
ドローン撮一発勝負のセメント爆弾カット…のはずが、風向きのせいで滅の姿が煙の中に…😱
「滅、消えた…」としょんぼりする砂川さんを見かねた監督「もう一発いこう!」妥協のない現場でした。#岡田龍太郎 #砂川脩弥— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 7, 2021
ドローン撮一発勝負のセメント爆弾カットも、使われて自分らが観たのは「もう一発」のほうだったわけですね(^^)
A.I.M.S.所属になった亡と、唯阿とシェスタの麗しいシーン
【REAL×TIMEノート15】
APのCです。
ノート11の経緯で決まった亡の出演。劇場版の見所はA.I.M.S.所属になった亡の活躍!#井桁弘恵 さん #中山咲月 さん #成田愛純 さんが揃うと、モニターを見る監督も「画が美しい…」と思わずポツリ。
仮面ライダーには珍しい(?)麗しいシーンが生まれました。 pic.twitter.com/uaPO4lHF45— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 7, 2021
亡と唯阿とシェスタが揃うシーンは確かに「画が美しい」ですね~!!カッコイイし美しいし麗しい(^^)
社長室のセットを先に撮影するため映画のクランクインは飛電の社長室
【REAL×TIMEノート16】
PのOです。
社長室のセットを先に撮影する必要があったため、映画のクランクインは飛電の社長室から。実は、映画の社長室のシーンだけはTV最終話の前に撮影されました。
つまりTVでの福添、山下、シェスタの土下座も、新イズの誕生も、お芝居の順番は映画の後でした。 pic.twitter.com/NnhV3RVopT
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
映画の社長室のシーンだけはTV最終話の前でしたか。
セットは冬映画で使ったあとは、別の新しいセットに建てかえますからね…。
ある意味、映画の社長室のシーンは超貴重です!(^^)
新型ウイルスの影響を受けロケ場所探しは難航…
【REAL×TIMEノート17】
新型ウイルスの影響を受け、ロケ場所を探すのは難航を極めました。それでも素晴らしい舞台に巡り合えたのは、制作部の根気と、「新型ウイルスに負けたくない」「この状況を何とかしたい」と、同じ想いを持った各ロケーションの方々の覚悟と粋な計らいのお陰でした。 pic.twitter.com/pNktNtJuhA
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
西武鉄道(^^)何度も乗ったことがある車両だったので嬉しかったですが、そんな裏話があったとは!!
制作部の方の根気と各ロケーションの方々の覚悟と粋な計らいに感謝です!!
この映画に映る背景の全てに、人の想いがこもっている
【REAL×TIMEノート18】
電車の中や駅は、撮影が中断した際に一旦あきらめかけた場所でした。撮影終了まで作業をストップしてくれたロケ地もありました。
いつもは使えない場所で撮影させてくれたり、不可能が可能になる奇跡もありました。
この映画に映る背景の全てに、人の想いがこもっています。 pic.twitter.com/6qPW5htVPO
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
この映画に映る背景の全てに、人の想いがこもっています。(´;ω;`)
スタッフ・キャストの想いを全て背負って闘った杉原監督!
【REAL×TIMEノート19】
そしてスタッフ・キャストの想いを全て背負って闘ったのが杉原監督でした。最終回を撮影した直後だったからこそ生まれた熱い画と妥協のないお芝居やアクションは、間違いなくこの状況と闘い続けた監督の想いの爆発でした。 pic.twitter.com/F5cZc3Puie
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
監督の想いの爆発がキャラクターの想いの爆発として深く伝わりました!!最高でした!!
監督が重要なモチーフに選んだのがアネモネの花
【REAL×TIMEノート20】
そんな監督が重要なモチーフに選んだのがアネモネの花。花言葉は「あなたを愛します」。
アネモネはあるもののマークとなり劇中に登場。さらには、劇中の重要な場所である教会にもその姿が。
そして最後はアネモネの花弁がゼロワンとゼロツーのアクションに降り注ぎます。 pic.twitter.com/kKtEKjPZ81
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
花言葉は「あなたを愛します」のアネモネの花が、あの教会に!!
アネモネの花は仮面ライダーアバドンのマークに!
【REAL×TIMEノート21】
しかし!
監督がアネモネもモチーフに選んだのは春に撮影する時の話。
撮影が秋になり、アネモネの花は世の中から姿を消してました!既にマーク決定後のため、造花も使用して表現しますが、どうしても茎の部分だけは本物のアネモネに及ばずーーそこで監督がとった行動とは!? pic.twitter.com/rvstvMjswi
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
アネモネの花は仮面ライダーアバドンの右肩のマークに使われていますね。
でも、アネモネの花そのものは、秋には姿を消した…。
アネモネの造花の茎の部分は「とっておき」の春菊で表現!
【REAL×TIMEノート22】
なんと、アネモネの造花の茎の部分を春菊で表現!!冬も近づく鍋の季節。
撮影所の周りのスーパーからは春菊が消えたとか、消えなかったとか。撮影延期が招いた、監督にとっては辛い出来事でしたが…
でも、きっと大丈夫。
だって春菊の花言葉は「とっておき」ですから! pic.twitter.com/dskResk5Pr— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 8, 2021
アネモネの造花の茎の部分を春菊は表現!花言葉は「とっておき」とは(^〇^)
感動的なシーンの裏でそんなご苦労があったんですね。
劇中のカウントダウン音は作曲の坂部剛さん作!
【REAL×TIMEノート23】
リアルタイムで進むこの映画では、劇中でカウントダウン音が刻まれます。通常であればサウンド・エフェクトとして物理的なカチカチという音をあてるところ。
今回は音楽との相乗効果を狙って、作曲の坂部剛さんに音楽的なカウントダウン音を作っていただいています。 pic.twitter.com/OOgi3Hw3WG
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 9, 2021
劇中でカウントダウン音は、作曲の坂部剛さんによる音楽的なカウントダウン音!
サントラにも収録されていますね。
コロナ禍の中での闘いが未だに続いている…
【REAL×TIMEノート最終回】
新型ウイルスで撮影が遅れた今作。
公開された今になっても、未だに見ていただくための闘いが続いています。それでも、見ていただいた誰かを元気づけられたなら、完成して良かったと思います。
Pノートをご覧頂き、ありがとうございました!
※明日はVシネクスト続報! pic.twitter.com/7tyJfL0lY1
— 仮面ライダーゼロワン (@toei_zero_one) January 9, 2021
公開された今になっても、未だに見ていただくための闘いが続いています。という言葉が重いですね。何とかあと1回は観に行こうと思いました…!
そして 明日はVシネクスト続報!! 楽しみです!!
Comment
TV・映画業界だけではないでしょうが、コロナ禍にも負けない人々の鋭意に敬意を抱きます。
遅ればせながら、劇場版『REAL×EYES』の感想を。
エスも、或人や滅と同じく、愛深き故にそれを失ったことで悪意の罠に捕らわれてしまいますが、最終的には悪意を克服します。プロダクションノートで経緯や脚本制作時期を知ると納得ですが、TV版ラストの展開がさらに厚みを増す内容となっており、良い「完結編」だったと思いました。
TV版では複雑に反目し合っていた登場人物たちが、世界の危機に際して、人間/ヒューマギアの区別もなく全員同じベクトルを向いて積極的に行動するところは、カタルシスを感じました。バルカン、バルキリー、滅、迅、サウザーの並びは象徴的で。人間もヒューマギアも過ちを犯すが、やり直すことができる。再チャレンジが許された理想的な世界。過ちを犯したことで気付くことができたこともあり、それが大団結したかのような全員の行動につながっていました。
そして劇場版のゼロツーには、なぜか石ノ森原作版の初期の2号ライダーに近いものを感じていました。ショッカーライダーに殺され脳だけで生命維持されている本郷 猛と通信でリンクしている一文字隼人。いわば、生きているアバター、独立した人格を持つアバターのような存在。シャイニングアサルトホッパーの光のパーツやメタルクラスタホッパーのメタルパーツのように、または有人戦闘機を支援する無人戦闘機のように、絶対的に本体(マスター)を守る存在(スレイブ)でなく、自我を有しながら完璧な連携とアシスタントをするパートナー。「1号と2号」の関係の新しい在り方かと感じましたし、今後の人間とヒューマギアとの関係を示唆するものでした。
TV放送中に感じていたのは、ヒューマギアに育てられた或人は、見方を変えると人間とヒューマギアとの混血児のようなものだということ。キャラとしては元・お笑い芸人で現・社長ということが前面に出ていましたが、立ち位置としては『キバ』の紅 渡に近く、人間とヒューマギアという二種族の架け橋となる宿命を持った運命の子だったのだと思います。人間とファンガイアのような真の混血は不可能な、より断絶が大きい二種族の架け橋。祖父・是之助は、ヒューマギア・其雄に育てさせることで、孫を人間とヒューマギアとの関係を自分の理想へと導く担い手としてプログラミングしたとも言え、プロジェクトゼロワンは或人の育成から始まっていたと言えるのではないでしょうか。
ゼロワンらとの関係で学習し成長したヒューマギアが選ぶ未来、『滅亡迅雷』も楽しみです。